こんにちは、平林です。今月(2025年11月)から自分の最近のお気に入り(ツールや道具、書籍などetc)を紹介しています。今回は、進化が目覚ましいICレコーダーの世界をご紹介したいと思います。
AIが入ったICレコーダーを使うと、AIにより音声認識の技術が飛躍的に向上していることが実感されます。
Plaud(プラウド)というAIレコーダーをご存知でしょうか。2023年に発売され、とても話題になっていたのでわたしも購入してみて、とても驚きました。ICレコーダーは、メモの道具としてずっと使われてきましたが、子どもの読み書きの道具としては難点も複数ありました。それがAIレコーダーではすべて解消されました。高い収音性能とAIによる文字起こしが標準搭載であるというのがその理由です。携帯に装着して電話での会話も録音できるできるタイプ「Plaud Note」を最初に購入し、あまりにすばらしいので、その後、身につけられるタイプである「Plaud Note Pin」が発売された時には、こちらも迷わず購入しました。
携帯に装着するタイプのPlaud Noteはとして便利ですし、マグネットでいろいろな場所に装着できるPlaud Note Pinは子どもたちが使うのにもとても良い道具だと感じます。録音中はインターネットに接続する必要はありません。録音した後に、改めてタブレット・スマホのアプリケーションを使ってレコーダーからファイルを同期し、文字認識をかけて文字起こしをします。
アプリケーションでは文字起こしをするだけでなく、要約をしたり、マインドマップを作成したりすることもできます。便利ですね。



Plaud Note と Plaud Note Pin
ICレコーダーの難点①:長時間録音してもそれを聞き返すのに同じだけの時間がかかる
文字を書くのが苦手な場合に、学校の授業でノートテイクするときに録音をすればいいとなるのですが、実際録音してみると、聞き返すのが大変だということがわかります。必要な部分だけ録音しようと思っても、授業に集中しているとつい録音し忘れてしまう。だったら、録音している音声の中にタグを入れておいて、後から聞き返したい時にその場所に飛べるように、録音しながらペンで何かを書いておくという製品やアプリもありました。
そういった製品やアプリを紹介してはきたのですが、実際に使いこなせるかというと、なかなか難しい。その理由は二つ目の難点にあります。
ICレコーダーの難点②:教室の雑音も一緒に拾ってしまう
ICレコーダーはそもそも、インタビュー場面など話者がそこそこ近くにいて、マイクを向けて録音するという道具です。静かな会場での講演会のように、録音したい音の大きさが周囲の音よりも大きければ問題なく録音できますが、学校の教室のように複数の人間が活動しているような場所では、聴きたい音だけを撮ることはとても困難です。
教室環境の中で人間の耳が聞き取るのと、雑音とともに録音されてしまった音源を聞き直して、聴きたい音を聴くのとではその経験が大きく異なります。
雑音が入った音声ファイルを聞き返すというのは、なかなかにストレスがかかります。
プラウドを購入すると、無料スタータープランが付属しており、AIによる文字起こしを月300分まで利用することができます。300分を使い切ってしまったら、プランを変更しても良いですが、文字起こしだけを追加で購入することもできます。
録音してもとりっぱなしになってしまうのがこれまでのICレコーダーあるあるでしたが、AIが高い精度で文字起こししてくれるとなれば、経験は大きく変わります。
前回のブログ記事でNotebookLMを紹介しました。NotebookLMにはテキスト情報が読み取れるので、プラウドで文字起こしして、読み込ませることができます。文字情報を読み込ませれば、音声解説や動画解説が使えます。まさにこれは最強の組み合わせですね!
学校での活用を始まっています!ノートテイクの新時代を体験してみてください。



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