こんにちは,平林です。今日は,タブレットの選び方についてです。
よく「子どもの学習用にタブレットの購入を考えているのですが,どれがいいですか?」という質問を受けます。
基本的に私はiPadがおすすめです(なのでこのブログでも基本的にiPhone/iPadで使えるアプリを紹介しています)。ITに苦手意識があるのならiPadにしましょう!
とはいえ,みなさんいろいろなニーズをお持ちで,どのタブレットがよいのかはその人のニーズによるところが大きいです。子どもさんの年齢や希望,技能によっては他のタブレット・パソコンが候補に入ります。
また,学校などでクラス全体で使うとなると,また選び方の視点が変わるので,この記事は家庭で使うタブレットの選び方として参考にしてください。
参考になればと思い,フローチャート作ってみました。見方はオレンジの枠になればすべての端末が選択肢に入る,ピンクだとiPadのみという意味です。
もくじ
iPadをおすすめする理由
まず,iPadは基本的にどれを買っても読み書きを補う機能が同じな点です。インターネットでいろいろと情報を調べたときに,端末ごとに設定の方法が違うとややこしいのですが,iPadにもいろいろな種類がありますが,iPad miniでもいiPad AirでもiPadでもiPad Proでもは設定の仕方が同じです。
次に,iPadは読み書きを補う基本機能が使いやすいです。簡単に画面上の文字を読み上げたり,ひらがな50音のキーボードで文字を打ったりすることができます。アプリを何も入れられなくても紙と鉛筆の代わりに使うことができます。
お子さんが片手で持って写真が撮れるかどうか
画面が大きい方が見やすいのか/持ち運びを重視するか
音声教材(電子教科書のこと)をタブレットに入れて使いたい場合は容量を大きめにしましょう(128GB以上がよいと思います)
部屋の片付けが苦手だったりパソコンのデスクトップが整理できずに汚くなったりと私のように整理整頓が苦手な人は大きめの容量を選びましょう(128GB以上)
家でWi-Fiの契約をしている場合は,Wi-Fiモデルでよいと思います。
家にWi-Fiがない,または,契約するつもりがない場合はLTEモデル(セルラーモデルともいいます)といってインターネット代金を月々払って契約するタイプになります。これは電機屋さんで買うときに携帯電話会社のカウンターで契約する形です。
ケースと画面保護シートは必須です。硬い床の上に落としてバリバリになってしまうと本当に悲しい。必ず画面保護シートを貼って,ケースに入れましょう。
EVA素材のタブレットケース
持ちやすくて滑りにくいEVA素材のiPadケースです。特定の商品をおすすめするわけではありませんが、このEVA素材がおすすめです。“iPadケース EVA素材”で検索してみてください。過去の記事はこちら
ペーパーライクフィルム
紙のような書き心地のペーパーライクフィルムを愛用しています。Apple Pencilなどのペンで画面に書き込むときにペン先が滑らないのでとても書きやすいです。
・手先があまり器用でないとか,ノートテイクに使っていきたい場合はApple Pencilかcrayonを使いましょう。携帯の充電をせずに出かけてしまって,出先で電池がなくなる私のようなタイプの方はApple Pencilがおすすめです(iPadにペンをさすと充電できるので)。
Apple Pencil
ApplePencilはわたしも毎日使っているお気に入りです。初めて使った時は本当にお届きました。GoodNotesのようなノートアプリと組み合わせて使うとメモやノートテイクがとてもしやすいです。
Crayon(ロジクール)
ロジクールのCrayonはペアリングがいらないので,対応しているiPadなら行ったり来たりして使うことができます。家に複数のiPadがある場合や学校の先生が子どものタブレットにも書き込む時にはとても便利だと思います。
・キーボードは無線でつながる=Bluetooth(ブルートゥース)のものがいろいろあるのですが,無線は「つながるときとつながらないときがある」のは避けられません。なので,直接つながる純正のSmart Keyboardか,有線のケーブルでつながるものがおすすめです。
Smart Keyboard
Apple純正のキーボード。iPadにマグネットで直接つながる。モデルによって少し大きさがちがうので注意してください。詳しくはこちら
Lightning接続キーボード
iPadを充電するところの形状をLightning(ライトニング)と言います。ライトニングのケーブルでつなげられるキーボードは無線キーボードと比べて接続のトラブルが少ないのでおすすめです。
iPadではできなくて,Windowsだとできること
数式入力はiPadは苦手です。中学生以上で理系科目の学習に使いたい場合Windowsがよいと思います。MacよりもWindowsの方がよいです。
Windowsで数式入力をするときに使うアプリケーション Infty Editor(インフティエディタ)の情報はこちら。
複数のアプリケーションを使い分けることもiPadでできなくはないのですが,あまり得意ではないです。読みと書きを両方補う使い方をしようとすると,複数のアプリケーションを同時に動かすことが必要になります。2台使う場合もありますし,WindowsやMacを使う場合もあります。
スマホは持っているのでiPadでやるようなことはスマホでやって,iPadでできないことをWindowsパソコンでやるというのも一つの選択肢だと思います。
ChromeBookはどう?
常時ネット接続ができるのであればChromeBookにもよいところがあります。
Googleのアカウントにアプリや拡張機能が紐づくので,自分の端末を持ち歩く必要がありません。学校にいったら学校の端末で自分のアカウントにログイン,家に帰ったら家の端末でログインという使い方です。
読み書きを補うためのアプリも先日,動画で紹介したKamiというChromeアプリのようにいろいろとあります。Kamiの使い方動画はこちら
GIGAスクール構想の流れで学校にChromeBook端末が導入されたということになれば,家庭での端末もChromeBookでという選択もよいと思います。ただ,ネットワークにつながらない時はただの文鎮になるということも覚悟する必要があります。
参考にしていただければと思います。
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