SimpleMind(シンプルマインド)

ストーリー

頭の中で考えていることを,いざ外に出してみる(文章にしてみたり,ものを作ってみたり,絵を書いてみたり,歌を歌ってみたり…etc)と思っていたのと少しちがう

そんな経験はありませんか?新しい何かを生み出すときそのアイディアに価値があるという考えもありますがアウトプットして実行に移していくことにより見えてくることやわかってくることがあります。

文字を手書きすることが苦手などアウトプットの制約はさまざまに存在します。

手書きで文字をスラスラ書くことができないという苦手さは,書けない事によって記録や表出に制限が生じるというバリアだけに留まりません。アウトプット経験が阻害されるというより長期的で範囲の広いバリアを経験します。

手書きで書くのが大変なので,何を書くのかとか,どのように書くのかにまで力を注ぐ余裕がなく,短く3行程度で終わりにしてしまうという子どもがいます。本当はもっと書きたいことがあっても,疲れてしまうのです。また,手書きで書くと間違いが多く消すのが大変なため,間違いに気づいても直さなかったり,もっと伝えるのによい文が頭に浮かんでも,書き直さないということもよく起こります。手書きのバリアは書いてみる経験・書き直す経験を奪うのです。

頭の中にあるアイディアは,言語になっていてかつ文字が思い浮かんでいることもあれば,声が浮かんでいることもあるでしょう。映像で思考する人もいるし,音楽のひともいるかもしれません。ろう者は手話で思考することがあるとも言われます。文章を書いたり,ワープロで打ったりしようとするときは,その頭の中のアイディアを言語・文字にしていく必要がありますが,あらかじめ文字になっているわけではないので,変換するプロセスが必要です。

作文が書けるようになることは,文字が書けることとイコールではありません。文字が書けるようになったからといって,頭の中にあるアイディアを簡単に文章にすることができるわけではないのです。

文章を書くのが上手な人はどんな人かといえば,たくさんの文章を書いて,それを推敲し,書き直している人ではないでしょうか。こういうことを書く時には,こんな書き方もあるし,別の書き方もあるな。今回はどれにしようかな。たくさん書いた経験のある人は,いろいろな書き方を知っています。

子どもは文字を習得した後に,文を書く,文章を書くとさまざまな書く活動を経験しながら文章を書くスキルを身につけていきます。文章といっても一様ではなく,誰に何を伝えたいのか,どのような媒体に書くのかによって書き方も様々です。

手書きが苦手な子どもの問題は,手書きできないことではなく,書く経験が阻害されるにある。そのように捉えた時,どうすれば手書きをせずに書く経験ができるのかに焦点があたります。

そのときに役立つのが,SimpleMindというマインドマップアプリです。中央から周りに枝を伸ばし,単語や文章を入力できます。入力したものは好きな位置に動かして並び替えたり,くっつけ直したりすることもできます。

マインドマップを使って頭の中にあるアイディアをまずは,単語レベルで外に出す。そして,それを並べ替える。そして,それをみながら,文を作っていきます。

手書きが苦手な子どもと一緒にSimpleMindで単語を並べ,文を作ってみると彼らがどのような不利益を経験しているかがよくわかります。書く経験の少ない子は,文字と文,文章の違いを知りません。書いた経験がないからです。文を作ってみようと作らせてみると,主語を書かなかったり,述語が名詞で終わっていたりします。何かについて説明する文章を書かせてみると箇条書きになることもあります。

自分が考えていることを,文章にして自分の意図通りに相手に伝えられるようになるための道のりは,短くありません。ワープロがあってもそれがすぐにできるようになるわけではありません。でも,手書きが苦手な子どもが50音入力やフリック入力や音声入力などさまざまな方法で,自分がやりやすい方法で文字を打てるようになったならば,文章を書くための経験を積みやすくなるでしょう。それは,いろいろなことを学ぶ過程にある子どもにとって,非常に重要なことだと思います。

アプリの情報

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ダウンロード

価格:無料(有料版あり1800円,写真の追加やSimpleMind形式でのファイルの書き出しが可能)
おすすめしたい対象年齢:1年生から大人まで
キーワード:アウトプット,作文,構成メモ,マインドマップ

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