こんにちは、平林です。11月は自分の最近のお気に入り(ツールや道具、書籍などetc)を紹介しています。今回は、テプラ。
ICT活用といえばスマートフォン(スマホ)やタブレット端末(タブレット)が中心になりやすいですが、今の生活の中に染み込んで行くにはやや仰々しいというか、少し大きな変化が必要になるところ。そんなとき、アナログとデジタルの間にいるような道具には、一定の役割があるように思います。
今日のお気に入りは「テプラ」。多くの方が使っているシールを作るための道具です。

わたしは整理整頓が苦手で、自分がどこに何をしまうことに決めたのか、すぐに忘れてしまって、戻す場所を間違えた結果、棚の中がぐちゃぐちゃになります。そんなときはテプラの出番。これをこの場所に入れると決めたことをわすれないように、テプラを貼っておくようにしています。
と、これは一般的なテプラの使い方ですね。
テプラは手書きで文字を書くことと、ワープロで打って印刷することの間になるよねと思って、手書きを好まない子どもたちに紹介しています。
手書きで文字を書くのと、ワープロで打って印刷することの大きな違いは、文字情報を相手に渡すという目的を果たすまでにかかる工程の数ではないでしょうか。
手書きで文字を書くなら、用途に合わせた紙を手に取り(①)、手書きで文字を書く(②)、渡す(③)の3工程ですが、
ワープロで打って印刷となると、タブレットのパスコードを入力し(①)、用途に合わせたアプリを起動(②)、文字を打つ(③)、印刷の命令をプリンタに出す(④)、プリンタに用紙をとりに行く(⑤)、渡す(⑥)となります。
こちらはかなりスムーズにやっても手書きの倍くらいの工程がかかってしまいます。即時性に課題があります。
こんな時、テプラなら、電源ボタンを押して(①)、文字を打ち込み(②)、シールを印刷(③)、渡す(④)と、かなり工程が少なくできます。
縦書き・横書きの切り替えOK。プリントにもノートにもどこでも貼れる。テープの種類も豊富でマスキングテープのように表面に光沢のないものも選べる。本体が比較的安い(5000円〜6000円で購入できます)。このように学校で使うのにもよいところがたくさんあります。
子どもたちに取ってシールというのは、もらうとうれしい存在。だから、シールが作れるのはとても楽しい活動になります。自分の持ち物に名前シールを貼ったり、封筒に書く住所や名前のシールを作ったり、日常生活の中でシールづくりをすることで、文字入力が上手になります。最近のテプラは絵文字も入れられて楽しいです。
無線でスマホ・タブレットを接続してラベルをプリントアウトするものもありますが、わたしは断然そのままシールが出せるタイプが好きです。無線接続は便利だけど、どうしても工程がかかる、工程がかからないものがGood!という考え方です。


写真は、読み書きのセッションで作ってもらった「まなプラシール」
テプラは、ローマ字入力が主流ですが、ブラザーから携帯入力で文字が入力できる製品も発売されていて、子どもたちと使うのに重宝しますので、通級指導教室などに1台置いておかれるとよいと思います。

子どもたちが通級指導教室にシールを作りに来るようになるといいですよね!
ぜひやってみてください。
					
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