こんにちは。平林です。
今日はローマ字入力やかな入力といった入力について考えてみます。
よくいただく相談は以下のようなものです。
わたしはいつもこのように答えます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”hiraface.jpg” name=”平林”] ローマ字入力にこだわる必要はありません。大切なのは,どんな入力方法でもいいから文字を入力する速度を上げていくことです。[/speech_bubble]
ローマ字入力ができるに越したことはありませんが,ローマ字入力は読み書きをタブレットで補うために必須ではありません。なぜなら,
iPadにはローマ字入力の他に,かな50音入力・フリック入力といった入力方法が標準で選べます
Windowsを使うにはローマ字入力が必要なのかといえば,そうではありません。Windowsはタッチ操作が可能なタブレットPCを選ぶことで入力の際にも,スマホのようなフリック入力が可能です。
→詳しくは,マイクロソフトのホームページを参考にしてください
未来のために今この時をローマ字入力の練習に費やすのではなく,今できる入力手段をまず使う。そうすることで,文字を入力してメッセージを打って誰かに送ったり,宿題をワープロでやったりして,ワープロに慣れ,その便利さや楽しさを子ども自身が実感することができます。そうした毎日の積み重ねによって,徐々にタブレットが自分の力の一部になっていくのだと思います。
まず,タブレットを初めて使う場合はかな50音キーボードから試しましょう。そしてしばらく,使って慣れたころに入力の様子を観察します。もし,まだ50音キーボードから文字を探すときに,その文字の大体の場所にあたりをつけることができず,子音と母音が全くわかっていない様子で端から文字を探している,そんな様子がある場合には,キーボードをフリック入力に切り替えましょう。→iPadのキーボードの切り替え方はこちらの記事を参考にしてください
フリック入力は一度に表示される文字の数が少ないため,たくさん文字が並んでいるとそれだけで大変な子どもにとって有益です。また,フリック入力は母音と子音を意識せずには入力ができませんので,フリック入力に慣れていくことで,自然と母音と子音の理解が進みます。
フリック入力は速度がローマ字入力ほどに上がらないか,といえばそんなことはありません。
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