読み書きが苦手な子どもたちが使うタブレットの選び方

読み書きを補うのに使いやすいタブレットはどれ?

こんにちは。平林です。わたしは、さまざまな障害や困難のある子どもたちのタブレットに関する相談を多く受けています。その中で、よくある質問は、以下のものです。

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”hogosya(komaj).jpg” name=””] 子どもが使いやすいタブレットを買いたいけれど,どれがいいの?たくさんあってよくわからない。。。[/speech_bubble]

今回は、用途や年齢に合わせたタブレットの選び方をご紹介します。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”hiraface.jpg” name=”平林”] 読み書きを補うことを目的としていて、お子さんがはじめてタブレットをさわるという場合には、iPadがおすすめ[/speech_bubble]

iPadの利点は、
・カメラの使いやすく手軽にメモがとれること
・音声読み上げの機能を手軽に使うことができること
・キーボードにかな50配列を標準で選択できること
です。

iPadの選び方

どのモデルがおすすめかということもよく聞かれます。読み書きに必要な機能やアプリはほぼどのモデルでも使うことができますので、選ぶ視点は次の3つです。

⑴4GモデルかWi-Fiモデルか
⑵大きさ(Proか普通かミニ)
⑶容量

⑴については、家の外で携帯電話のように電波を受信し、インターネットにつなぎたい場合には4Gモデルをdocomo、SOFT BANK、auといった携帯電話メーカーのカウンターで購入します。4Gモデルの場合には、携帯電話と同様、月々の利用料金がかかります。

外でのインターネットは優先順位が低く、家庭や学校での学習端末として使いたい場合には、常にインターネットにつながる必要はありませんので、Wi-Fiモデルを家電量販店やAppleストアで購入します。

⑵大きさを選ぶときは、片手で持って写真がとれる大きさを選ぶというポイントをおさえれば大丈夫。あとは見やすい大き目が良いか、持ち運びしやすいコンパクトサイズがいいか、好みで選ぶとよいですねと思います。

⑶容量は、iPadに電子教科書や電子書籍を入れて活用したいとか、黒板の板書にカメラ機能を使いたいといった、iPadで読み書きを補い、ノートと鉛筆の代わりに使う場合には、少し容量が多めもの(256GB程度)を選ぶことをお勧めします。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”hiraface.jpg” name=”平林”]iPhoneをすでにもっているなどして操作に慣れており、比較的年齢が高い(中学生)お子さんの場合には、Surface等のWindowsタブレットがおすすめ[/speech_bubble]

Windowsタブレットの利点は
・キーボードを使ってどんどん入力ができること
・読むためのアプリケーションと書くためのアプリケーションを同時に使うことが容易なこと
・中学校で先生が作っているテストをインターネットを介さずにそのままファイルでもらえること
・数式入力などより専門的なアプリケーションが使いやすいこと

Windowsタブレットの選び方

Windowsタブレットは、各社から様々なものが発売されていますので、家電量販店などで実際に画面の大きさやキーボードの様子を確認し、持ち運ぶのに重すぎないかなどもチェックしましょう。Windowsタブレットの場合、複数のアプリケーションを同時に使う際に、画面があまりに小さいと使いにくいと感じることがあるので注意が必要です。

キーボード入力に慣れていない場合は、キーボードで操作するノートブックタイプよりも、画面をタッチして操作できるタブレットタイプがおすすめです。

ノートブックタイプとタブレットタイプは形が似ているので、どれがどれなのかよくわからない、、、ということもよくあります。家電量販店で、以下のポイントに気をつけて選びましょう。

(1)キーボードを取り外して画面のキーボード(スクリーンキーボード)を使うことができること(スクリーキーボードとして、かなのフリック入力が選べます)
(2)背面と前面の両方にカメラがあること

iPadとWindowsタブレット,それぞれ利点がありますので使い分けるとよいでしょう。

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