こんにちは。平林です。
今回は,前回の記事「読み書き計算が苦手な子どもに役立つ基本のアプリ10」で取り上げたアプリの中から「タッチ&リード」の使い方を詳しく解説していきます。
⚠️【重要なお知らせ】タッチ&リードはご利用いただけません(2019年2月〜)
タッチ&リードは、2019年2月よりApp Storeでの公開を停止しており、現在は新規インストール・再インストールができない状態です。
すでにインストール済みの端末では引き続き使用できる場合がありますが、iOSのアップデートにより動作しなくなる可能性があります。
この記事は当時の使い方の記録として残していますが、現在タッチ&リードと同様の機能を求めている方は、記事末尾の「タッチ&リードの代わりに使える方法」をご覧ください。
タッチ&リードとはどんなアプリだったか
タッチ&リードは,プリントを写真で取り込んで文字を音声化して読みながら,答えをワープロで書き込めるという便利なアプリでした。読み書きに困難のある子どもたちが宿題や学習プリントに取り組む際に,非常に役立つツールでした。
- プリントをカメラで撮影してOCRで文字認識
- 認識した文字をタップすると音声で読み上げてくれる
- 解答欄にキーボードで文字入力ができる
- 印刷・共有も可能
詳しい使い方を動画にしましたので,見てみてください。Youtubeで字幕もつけました。Youtubeの字幕補助機能はとても優れていますね。これもまたの機会に紹介したいと思います。
タッチ&リードの代わりに使える方法(2026年現在)
実はタッチ&リードのように「プリントのテキストを選択して読み上げながら,その場で書き込む」という操作を一つのアプリでそのままできるものは,現在ほとんど存在しません(GoodNotesなどのノートアプリでテキストを選択すると,アプリ独自のメニューが表示されてしまい,iOSの選択読み上げ機能が起動しないためです)。
ただし,iPadの標準機能を組み合わせることで,タッチ&リードに近い使い方ができます。状況に応じて以下の2つの方法を使い分けてみてください。
方法①:PDFプリントを使う場合
学校からPDFでプリントが配布される場合などに使える方法です。
- iPadの「ファイル」アプリでPDFを開く
- 読み上げたいテキストを長押しして選択する
- 表示されるメニューから「読み上げ」を選ぶ(※「設定→アクセシビリティ→読み上げコンテンツ→選択項目の読み上げ」をオンにしておく必要があります)
- 書き込みには,画面右上の「マークアップ」ボタン(ペンのアイコン)を使うと,テキスト入力ツールでキーボード入力ができます
→ 選択読み上げの設定方法は こちらの記事 をご覧ください。
方法②:紙のプリントを写真で撮る場合
紙のプリントしかない場合の方法です。
- iPadの「写真」アプリで撮影した写真を開く
- 写真に写っているテキストを長押しすると,テキスト認識機能(ライブテキスト)が発動し,文字を選択できます
- 選択したテキストを「読み上げ」で音声化する
- 書き込みには,写真の編集画面から「マークアップ」を開き,テキストツールでキーボード入力ができます
📌 ポイント:どちらの方法も,追加アプリのインストールは不要です。iPadの標準機能だけで動作しますが,あらかじめ「設定→アクセシビリティ→読み上げコンテンツ→選択項目の読み上げ」をオンにしておく必要があります。
これらの方法は,タッチ&リードほどシンプルではありませんが,アプリのインストールなしで使えるという点で学校のGIGA端末などでも活用しやすい方法です。それぞれのくわしい設定方法は,別記事で詳しく紹介していますので,そちらもあわせてご覧ください。

