こんにちは,平林です。今日は,タブレットとの付き合い方・おうちでのルールについて書きます。
タブレットを子どもの学習ツールとして使いたいけれども,インターネットに自由につながるとなるといろいろ心配があるという方も多いと思います。
子どもをインターネットの危険から守るということはとても大切です。ただ,全くインターネットが使えないタブレットというのは,あまり楽しいツールではありません。子どもが自分自身でインターネットとうまく付き合えるようになるためには,保護者の方がある程度モニターしながらも,実際に使って,そのメリットデメリットを経験することが大切だと思います。
それでは,子どもたちがタブレットと上手につきあうために家庭ではどんな工夫ができるでしょうか。
iPadには「スクリーンタイム」というタブレットの利用時間をモニターしたり,利用時間を制限したり,ウェブ上の有害情報を制限したりすることができる機能があります。この機能を使うことで子どもがiPadを使う時のいろいろな不安を軽減できます。
ただ,「スクリーンタイム」があれば問題が解決するかといえばそうではありません。まずは,家庭内で話し合いをしてルールを設けることが大切です。
● 子どもが夜ねるときに自分の部屋にタブレットをもっていかない(リビングに置くなど)
● タブレットを使う時間を決める(タブレットは午前中だけなど)
● 学習端末とゲーム端末を分ける(勉強はタブレットで,ゲームはスイッチでなど)
● 学習端末と動画端末を分ける(Youtubeは家族供用のパソコンで見るなど)
● アプリ・電子書籍・映画・音楽などの購入は保護者が行う(パスワードは秘密に)
● インターネット上の不適切な情報をフィルタリングする(下記からスクリーンタイムで設定)
● ゲーム・ゲーム・SNSに関連するアプリの利用時間に制限を設ける(下記からスクリーンタイムで設定)
● 学校の時間とプライベートの時間で使えるアプリを変える(下記からスクリーンタイムで設定)
もくじ
iPadのスクリーンタイム機能を使ってみよう
スクリーンタイム機能の中で,iPadを子どもの学習端末として使うときに役立つ3つの設定を紹介します。
iPadは便利ですが便利であるがゆえに,子どもが使うとなるといろいろな心配が頭をよぎります。
スクリーンタイム機能を使えば,「インターネット上の有害情報が心配」・「ゲームや動画,SNSなどのやりすぎが心配」・「学校と家でアプリを使い分けられるのかが心配」といった心配を軽減できます。
ただ,iPadでの制限でできることは限られています。まずは上述した家庭でのルール作りをした上で,iPadのスクリーンタイムを組み合わせてみてください。
スクリーンタイム機能の「コンテンツとプライバシーの制限」で不適切な情報(インターネット・電子書籍)を制限(フィルタリング)する・広告を制限する・位置情報の共有を制限するをやってみましょう
・ブック 「不適切な内容を含まない」にチェック
・Webコンテンツ 「成人向けWebサイトを制限」にチェック
・Safariのチェックを外す
(通常の方法でインターネット検索ができるアプリを削除)
・カメラ 位置情報の利用を許可しない=「なし」をチェック
・ボイスメモ 位置情報の利用を許可しない=「なし」をチェック
・「許可しない」にチェック
・ゲームカテゴリから制限したいゲームをチェックして1日あたりの時間を設定
・SNSカテゴリから制限したいSNSアプリをチェックして1日あたりの時間を設定
・エンターテイメントカテゴリから制限したい動画アプリをチェックして1日あたりの時間を設定
・下方のAppを選択から学習に使いたいアプリで➕ボタンを押す
例)+GoodNotes5 +SimpleMInd +シンプルカメラ +メモ
+Officelens
・休止時間をオン
・時間を設定(例えば,8:00-16:00)
・曜日別に設定から特定の曜日(例えば土日)はチェックを外す
タブレットを使いすぎてしまうという問題は子どもにだけ起こるものではありません。また子どもにだけルールがあって,大人はなにもルールがない,というのもおかしなことではないかなと思います。家族のルールとしてみんなで決めて,みんなで守ることができるとよいですね。
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