夏休みの宿題の話&ワークショップのご案内

夏休みの宿題って何のためにあるの?

こんにちは,平林です。夏休みですね。

今週のポッドキャスト「となりのニューロダイバーシティ」のなかで「夏休みの宿題」について話をしていますが,わたしは子どものころ,夏休みの宿題は大の苦手でした。

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自分と夏休みについていろいろ振り返ってみてわかったのですが,夏休みというのは,自由な時間が多くて自分でプランを立ててよいのでプランを立てるのが得意だったり好きだったりする人は困らない,でもわたしのようにプランを立てるのが苦手な人は,夏休みの宿題をこつこつ進められるわけがないので,休みの終わりに困るのは必然。

夏休みの宿題を提出できなくても,「できなかったね。苦手なんだね」で終われば良いのですが,先生によってはおわるまでやらせるということもあるようです。わたしは子どもの時に夏休みの宿題を出さなかったことが何度もありましたが,強く叱責を受けることはありませんでした。

夏休みの宿題ってなんのためにあるんだろうか,考えてみました。

夏休みの宿題の役割は?

夏休みの宿題は,長い休みの中で子どもが生活のリズムを作るためのツールなのではないか,というのが私の考えです。

宿題は,学校という子どもにとっての主な学びの場がお休みになる中で,なんらかの形で子どもが学びを続けるために,学校が用意したツールではないか。夏休みは,経済的な理由で夏休みに外に出かける機会が少ない家庭もあるし,相対的に文化的な活動をする機会が少なくなるため子どもが本を読んだり,実験をしたりするためのモチベーションを外から与えているのではないか。

そう考えると,子どもに宿題を出すことには教育的な意味があるのかもしれません。

しかし,夏休みが終わって学校が始まったときに,宿題をやってこなかったことについて叱責をしたり,宿題をしていないことで罰を与えたり,宿題をさせて「今」の時間を使うことに,どのような教育的な意味があるのでしょうか。過ぎてしまった夏休みの過ごし方を変えることはできません。

宿題はできなかったんだね。何か事情があったのなら教えてね。取り組んだけれど宿題の出し方が悪くて取り組めなかったということもあるかもしれない。そうだとしたら,先生が悪いから理由を知りたい。でも,宿題をしていないから怒られることはないから安心してね。また今日から一緒に学ぼう。

こんなふうに子どもに伝えたとしたら,次から子どもは宿題をさぼるようになってしまうと思いますか?

では逆に,宿題をやらないことを叱責されたら次から宿題をしてくるようになるのでしょうか?

わたしは,そんなことはないと思います。

宿題をしてくる子,宿題をしてこない子,そうした行動にはそれぞれの子どもの状況が反映しています。

宿題をしてくればよい,宿題をしてこないのは悪いと,宿題を評価のためのツールにするのではなく,宿題への取り組み方からその子どもの家での状況を知り,次の手立てを考えるためのツールにする,そんなふうに夏休みの宿題を捉え直すとよいのではないかと思います。

夏休みはまなプラの親子ワークショップへ

夏休みなので親子向けのワークショップを開催します。勉強は紙と鉛筆でないとできないわけではありません。iPadを使ったら夏休みの活動がもっと楽しくできるかもしれません。

『親子で学ぶ・親子で遊ぶワークショップ「iPadで読み書きを楽に楽しく」参加申込締切:8/5 正午』

詳しくはこちら

●対象学年:小学2ー6年生(中学生の参加も問題ありませんが、内容が少し簡単かもしれません。その旨、ご承知おきください)。

●このワークショップがぴったりなのは?
○読んだり書いたりするのが苦手、だれかが読んでくれたり書いてくれたりしたら楽しく学べるのになと思っている小学2ー6年生(中学生の参加も問題ありませんが、内容が少し簡単かもしれません。その旨、ご承知おきください)。
○iPadは家にあるけれど漢字アプリや計算アプリといった学習アプリを使う以外にどのような使い方があるのか、よくわからない保護者の方。
○学びプラネットが提案しているタブレットを使った学び方を子どもといっしょに体験したい保護者の方。

●推奨環境:iPadを手元にご用意ください(必須)。手元の端末を操作しながら,もう一台の端末でイベントを視聴できるのが理想的です。視聴用の端末はインターネットにつながっていて、Zoomが利用できればパソコン・タブレットなど種類は問いません。

●参加費:3000円

●詳細ページURL:https://ipadworkshop210808.peatix.com/view

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