こんにちは,平林です。執筆した原稿が掲載された雑誌を届けていただきました!
明治図書
『特別支援教育の実践情報』,明治図書出版,No.202, 6/7 2021.
特集:「GIGAスクール構想」実現!待ったなしの1人1台端末の使いこなし術」が掲載されている号に,特別機構という形で書いています。
『特別支援教育の実践情報』,明治図書出版,No.202, 6/7 2021.
合理的配慮を社会モデルで理解する〜読み書きに困難のある子供が教室でタブレットPCを使う際に現れるバリア
記事は以下のような構成です。
- 読み書きの苦手さを補うテクノロジー
- 教室でタブレットPCを使う際に現れる壁
- 子供が自分に合った学び方を選ぶ際に現れる壁を生み出す原因の正体は?
- ICT活用による読み書き保障アプローチが前提としているもの
もしよろしければ書店などで手にとってみてください。
障害の「社会モデル」の伝考師・飯野由里子さんと開催した2020年11月・2021年4月の基礎セミナーや2021年2月の対談,一緒に取り組んでいる共同研究を通して,自分の中にあった疑問の正体が少しずつわかってきました。
「子供が自分に合った学び方を選ぶ際に現れる壁を生み出す原因の正体」は,現在の障害の捉え方が障害の「個人モデル」に偏りすぎており,障害の「社会モデル」に基づいて障害を理解していないことではないかと考えています。
障害は個人の特性によって生じるもの(=障害の個人モデル)ではなく,社会の仕組みの作り方によって生じると捉えます。このような障害の捉え方を「障害の社会モデル」といいます。
「子供が自分に合った学び方を選ぶ際に現れる壁を生み出す原因の正体」を突き止めた先で,どのように学校が変わっていけるのか,変わっていく学校を応援する研究や活動をしていくつもりです。
それでは,また。
「ICT活用×社会モデル」に関するイベントアーカイブ
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